Jw_cadで図面を作成する際、誤った上書き保存や急な電源トラブルに備えてバックアップを適切に設定しておくことが重要です。本記事では、Jw_cadにおける2種類のバックアップ設定とファイルの保存先、そして復元方法について詳しく解説します。
1. バックアップの2つの種類
Jw_cadのバックアップには、以下の2種類が存在します。
上書き保存時の備え:
誤って上書き保存した際、以前の状態に戻すためのファイルトラブル時の備え(オートセーブ):
停電やソフトの強制終了などに備えて、指定時間ごとに自動保存するファイル
それぞれの設定と復元方法を見ていきます。
2. 上書き保存時のバックアップ設定と復元
誤った上書き保存からデータを守るための設定です。
設定手順:
メニューの「設定」から「基本設定」を開きます。
「一般(1)」タブを選択します。
「バックアップファイルの数」に数値を入力します。(例:「1」にすると1回前、「2」で2回前まで保存。「0」は作成されません)
設定完了後に図面を上書き保存すると、元のファイルと同じフォルダにバックアップファイルが作成されます。
復元手順:
復元したいバックアップファイルを選択し、キーボードの「F2」キーを押して名前の変更状態にします。
拡張子を「.jww」に変更します。
変更後のファイルをダブルクリックして開きます。
3. オートセーブ(自動保存)の設定と復元
作業中の急なトラブルに備えるための設定です。
設定手順:
先ほどと同じく「基本設定」の「一般(1)」タブを開きます。
「オートセーブの時間」に分数を入力します。例えば「30」と入力すれば30分単位で自動保存が行われます。
復元手順:
自動保存ファイルは「自動保存.jw$」といった名前で作成されます。こちらも同様にファイルを選択して「F2」キーを押し、拡張子を「.jw$」から「.jww」に変更することで図面として開くことが可能です。
4. 自動保存ファイルの保存先を指定する(環境設定)
オートセーブされたファイルは、トラブルが起きない限り不要になることが多いため、データが溜まってきたらまとめて削除できるよう、専用のフォルダに集約しておくと管理が容易になります。この保存先は環境設定ファイルで指定します。
保存先の指定手順:
メニューの「設定」から「環境設定ファイルの編集」を開きます。
環境設定ファイルに、以下を記述します。
AutoSaveDir=C:\jww\バックアップイコールの右側に、バックアップ先として指定したいフォルダのパス(Cドライブの特定フォルダなど)を追記します。
環境設定ファイルを上書き保存して閉じます。
これで、指定したフォルダ内に自動保存ファイルが作成されるようになります。
まとめ
Jw_cadでは、手動による上書き保存時のバックアップと、時間ごとのオートセーブ機能の2つを組み合わせることで、大切な図面データを保護できます。
動画
動画で解説しました。ご参照ください。