「Jw_cad」の作図作業をさらにスムーズにするための、レイヤーに関する便利な操作方法を5つピックアップしてご紹介します。
レイヤーの切り替えを素早く行う方法や、レイヤー状態の保存・読み込みなど、知っておくと役立つテクニックをまとめています。
1. レイヤーのスムーズな切り替え方法
レイヤーの切り替えは、通常レイヤーボタンを右クリックして行いますが、作図中はマウスポインターが画面中央にあることが多いものです。 画面中央のまま切り替えを行いたい場合は、対象のレイヤー(例:中心線)の図形にマウスポインターを合わせ、6時の方向へドラッグして属性取得を行います。これにより、目的のレイヤーへ切り替えることが可能です。
2. レイヤー単位で一括選択・消去する方法
特定のレイヤー(例:寸法線)に描かれた図形だけを一括で選択する手順です。
対象のレイヤーの図形にマウスポインターを合わせ、6時方向にドラッグして属性を取得します。
レイヤーが切り替わったら、そのレイヤーボタンを左クリックします。
その後、「範囲選択」で前範囲をクリックすると、対象レイヤーの図形のみが選択状態になります。 この状態から消去コマンドなどを実行することで、レイヤーごとの一括処理が可能となります。
3. 縮尺を変更した時に文字の大きさを維持する方法
図面の縮尺を変更(例:2倍)すると、図形と一緒に寸法値などの文字も拡大されてしまいます。文字のサイズを1/1のまま保ちたい場合は、以下の設定を行います。
縮尺ボタンから縮尺の数値を変更した直後に表示される設定欄で、「文字サイズ変更」のチェックを外します。 これにより、文字が縮尺変更の対象から外れ、図形のみを拡大・縮小することができます。
4. レイヤー一覧と作図画面の表示範囲を連動させる設定
レイヤー一覧を表示した際、作図画面と同じ範囲を表示させ、一覧画面上でもマウスドラッグによる拡大を可能にするための環境設定です。
「設定」から「環境設定ファイル」の「編集・作成」を開きます。
設定内の「ZOOM」の項目を「11」に設定します。 (10の位の「1」が表示範囲の連動、1の位の「1」がマウスでの拡大操作を有効にする指定となります)
5. レイヤーの状態を保存して後から呼び出す方法
レイヤーの表示・非表示やプロテクトといった状態をファイルとして保存し、復元できるようにする方法です。
保存方法: 「設定」の「環境設定ファイル」から「書き出し」を選択し、ファイルの種類を「JWL」にして保存します。
呼び出し方法: 環境設定ファイルの「読み込み」から、保存したJWLファイルを開きます。
※プロテクト状態も確実に復元するための追加設定 初期状態ではプロテクト設定が復元時に反映されない場合があります。その際は書き出したJWLファイルを編集画面で開き、「PROTECT_CH」の数値を「0」から「1」に変更して上書き保存しておくことで、プロテクト状態も含めて完全に呼び出すことができるようになります。
動画
動画で解説しました。ご参照ください。
本記事が皆様の作図作業のお役に立てば幸いです。日々の図面作成にお役立てください。