Jw_cadを使い始めたばかりの初心者の皆様へ。
「なかなか操作に慣れない」「思ったより作図に時間がかかる」と悩んでいませんか? CADの上達には、ただ闇雲に図形を描くのではなく、「CADならではの便利な仕組み」を理解して使いこなすことが不可欠です。
今回は、初心者の方が次のステップへ進むために、絶対に押さえておきたい「4つの上達ポイント」をまとめました。これを知るだけで、日々の作図スピードが劇的に変わります。
① 自分好みの設定を「保存」する(環境設定ファイル)
Jw_cadを使い込んでいくと、線色や画面の背景色など、デフォルトの設定を自分好みに変更していくことになります。 しかし、ここで多くの初心者がつまずく落とし穴があります。それは「設定は保存しないと、次回起動時に元に戻ってしまう」ということ。
Jw_cadでは、変更した設定を「環境設定ファイル(JWFファイル)」に書き出して保存する必要があります。毎回設定をやり直す手間を省き、すぐに快適な環境で作図を始めるために、まずは設定の保存方法をマスターしましょう。
② 正確な作図の要「オブジェクトスナップ」を使う
Jw_cadに限らず、すべてのCAD操作において「図形の端点」「中点」「交点」「中心」などを正確に取得(スナップ)することは非常に重要です。
Jw_cadでは、右クリックを使った「点の読取」機能がこれに該当します。この機能を使わずに目分量で線をつなぐと、拡大したときにズレてしまい、図面として成り立ちません。 「正確な位置を一瞬で取得する感覚」を身につけることが、CAD上達の第一歩です。
③ コマンドの切り替えを最速にする(クロックメニューと右クリック)
CADの操作中は、線を引く、消す、移動する…といった「コマンドの切り替え」が頻繁に発生します。 ツールバーのボタンをクリックするのも良いですが、より速く操作するためには以下の機能を活用してください。
クロックメニューの活用 Jw_cad特有の機能である「クロックメニュー」には、よく使うコマンドへの近道が多数用意されています。これを使わないのは、目の前にある近道をわざわざ無視して遠回りしているようなものです。
右クリック機能の理解 Jw_cadは、状況によって右クリックに割り当てられている機能が変化します。この特性を理解すれば、右クリック1回で目的の操作が完了し、マウスの移動距離を大幅に減らすことができます。
ショートカットキーの併用 よく使う多角形コマンドのソリッドなどをツールバーに追加したり、キーボードのショートカットを併用することで、さらに操作を最適化できます。
④ 繰り返し作業を自動化・効率化する
CADの最大のメリットは「同じものを二度描かなくて済む」ことです。 同じ図形を何度も配置したり、複数の図形に同じ処理を一気に適用したりする作業には、専用の機能が用意されています。
ブロック化や図形登録(よく使う部品の呼び出し)
線記号変形(複雑な図形の一括作図)
その他
これらを活用することで、「手作業で描く時間」を大幅に短縮できます。人間がやらなくていい単純作業はCADに任せてしまいましょう。
▼ より詳しい操作手順は、こちらの動画で解説しています