AutoCADで図面を作成していると、画層(レイヤー)がどんどん増えて管理が大変になることはありませんか? 特に、外部参照(アタッチ)を使用すると大量の画層が追加されてしまい、目的の画層を探すだけでも一苦労です。
そこで今回は、「画層のグループ化」のように見える便利な機能、「プロパティフィルター」の作成方法を分かりやすく解説します!
1. デフォルトのフィルター機能を確認しよう
「画層プロパティ管理」を開くと、すべての画層が一覧表示されています。 外部参照を使っている場合、左側のツリーにある「外部参照」をプラスマークで展開すると、アタッチしているファイル名(例:アタッチ2など)ごとに画層が自動でフィルター表示される仕組みになっています。
しかし、「この画層とこの画層だけをまとめて見たい!」という場合には、自分専用のカスタムフィルターを作る必要があります。
2. 新規プロパティフィルターの作成手順
自分好みのフィルターを作成して、画層をグループ化する手順は以下の通りです。
「画層プロパティ管理」パレットを開きます。
左上にある「プロパティ フィルターを新規作成」のアイコンをクリックします。
「フィルター名」に分かりやすい名前を入力します(今回は仮に「プロパティフィルター1」とします)。
3. フィルター条件の設定(ワイルドカードの活用)
フィルター条件を設定する際、アスタリスク(*)という「任意の文字列」を表す記号(ワイルドカード)を活用するのがポイントです。
【例1】AND条件(特定の文字が両方含まれる画層)
たとえば、「名前に『アタッチ』が含まれ、かつ『H』が含まれる画層」だけを抽出したい場合、名前の欄に以下のように入力します。
アタッチ*H*
これにより、「アタッチ」で始まり、その後に任意の文字があり、「H」が来て、さらに任意の文字が続く画層だけがプレビューに抽出されます。
【例2】OR条件(AまたはBの条件を満たす画層)
「アタッチで始まる画層」、または「Hで始まる画層」を両方表示させたい場合(OR条件)は、行を分けて入力します。
1行目の名前に
アタッチ*と入力してEnterキーを押す。2行目の名前に
H*と入力する。
これで、「ハッチ」や「ハイド」などHで始まる画層と、「アタッチ」で始まる画層の両方を一緒にグループ化して表示させることができます。
4. 設定完了!
下部のプレビュー画面で目的の画層だけが表示されていることを確認したら、「OK」ボタンを押します。 これで、左側のリストから作成した「プロパティフィルター1」を選ぶだけで、いつでも指定した条件の画層だけをグループ化して確認できるようになります。
まとめ
プロパティフィルターを使いこなせば、複雑な図面でも画層のオン・オフやフリーズなどの管理が劇的にスムーズになります。 ぜひ、皆さんの普段の作図業務にも取り入れて、作業効率をアップさせてみてくださいね!
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