AutoCADで図面を作成する際、オフセットの間隔や円の半径などを指定する場面で、電卓を叩いてから数値を入力していませんか。 実は、数値入力欄には直接計算式を入力することが可能です。
整数の計算であれば、そのまま「20/2」のように入力して適用できます。しかし、小数を含む計算式はそのままではエラーになってしまいます。
今回は、小数を含む計算式を入力するための3つの方法を解説します。
動画
動画でも実際の画面を使いながら解説しています。あわせてご参照ください。
1. calコマンドを割り込み実行する
コマンドの実行中に、計算コマンドである「cal」を割り込ませる方法です。
コマンド(円やオフセットなど)を実行し、数値を入力する状態にします。
コマンドラインに「'cal」(アポストロフィ + cal)と入力し、Enterキーを押します。
「式を入力」と表示されたら、「10.6/2」のように計算式を入力し、Enterキーを押します。
これで、計算結果がそのまま数値として適用されます。
2. quickcalc(電卓)コマンドを割り込み実行する
AutoCADに内蔵されている電卓機能「クイック計算」を呼び出す方法です。視覚的に計算を行いたい場合に向いています。
数値を入力する状態で、「'quickcalc」(アポストロフィ + quickcalc)と入力し、Enterキーを押します。
電卓パネルが立ち上がります。
パネル上で「22.2 / 2 =」のように計算を行い、「適用」ボタンをクリックします。
送られた数値を確認し、Enterキーで決定します。
3. AutoLISPの書式で入力する
AutoLISPの計算式フォーマットを使って、入力欄に直接打ち込む方法です。
数値を入力する状態で、AutoLISPの書式に従って式を入力します。
例えば「10.2 + 2.2」を計算したい場合は、「(+ 10.2 2.2)」と入力します。
Enterキーを押すと、計算結果が適用されます。
式全体をカッコでくくり、演算子と数値の間には半角スペースを入れるのがルールです。書式に慣れると、パネルを呼び出さずに素早く計算結果を入力できます。
まとめ
AutoCADの数値入力で小数を含む計算式を入れる方法は以下の3つです。
'cal コマンドを使う
'quickcalc コマンドを使う
AutoLISP の書式(例:(+ 10.2 2.2))を使う
ご自身の作業スタイルに合わせて、使いやすい方法を取り入れてみてください。