文字編集講座の第2回目は「文字の改行」について解説します。
図面を作成する際、文字のレイアウトは非常に重要です。Jw_cadで文字を改行するアプローチにはいくつか種類があります。本記事では、用途に合わせた3つの改行方法について詳しく解説します。
1. 改行しながら文字を入力する方法
これから文字を新規入力する際、連続して改行を行っていく基本的な設定です。
「文字」コマンドを選択します。
コントロールバーの入力欄に文字ピッチを指定します。例えば行間を5mm開けたい場合は「5,0」と入力します。
前の数字「5」が行方向のピッチ(文字の高さが5の場合は5mm以上を指定すると文字が重なりません)。
後ろの数字「0」が列方向のズレ幅です。
文字を入力して「Enter」キーを押すと、設定した5mmピッチで次の行にカーソルが移動し、連続して入力が可能になります。
途中で行間を変えたい場合は、一度編集状態にしてからピッチの数値を変更してEnterキーを押すことで、その後の行間を変更できます。
2. 既にある文字を指定文字数で改行する方法
すでに入力済みの長い一行の文字列を、指定した文字数ごとに自動で改行して整理する方法です。
「範囲選択」コマンドで、改行したい文字を囲んで選択します。
コントロールバーの「文字位置・集計」ボタンをクリックします。
ダイアログにピッチと文字数を入力します。例えば「5,3」と入力すると、「5mmピッチで3文字ごとに改行する」という指示になります。
起点(左下など)を設定し、配置したい位置でクリックすると文字が折り返されます。
【注意点】半角と全角の文字数の数え方 Jw_cadの仕様では「全角1文字=1文字」としてカウントしますが、半角文字の場合は「半角2文字=1文字」として計算されます。そのため、半角文字で3文字ごとに改行したい場合は「3」ではなく「6」文字分として設定する必要がある点にご注意ください。
3. 不規則な位置で改行する方法(強制改行)
文字数で均等に区切るのではなく、文章の区切りなど任意の不規則な場所で改行したい場合に使用するテクニックです。
「文字」コマンドで対象の文字を左クリックし、編集状態にします。
改行したい箇所に半角で「^m」(カレットとエム)と入力します。これがJw_cadにおける強制改行の記号です。
例:「あいう^mえおかき^mくけこ」
文字の編集を確定させた後、「範囲選択」コマンドでその文字を選択します。
「文字位置・集計」ボタンをクリックします。
「5,5」のように数値を入力します。この時、後ろの文字数指定(この例では5)は、強制改行に挟まれた一番長い文字数よりも大きな数字にしておくのがポイントです。
配置位置をクリックすると、「^m」を入れた任意の位置で正確に改行されます。
動画での解説
実際の操作画面や手順の流れについては、以下の動画で詳しく解説しています。