はじめに
AutoCADの作図において、別々に描かれた線を1本のポリラインにまとめたい場面があります。線同士がぴったりくっついていれば簡単ですが、間に隙間が空いている場合は少し設定が必要です。この記事では、隙間がある複数の線をポリライン化する手順を2つのケースに分けてわかりやすく解説します。
ケース1:線を延長すれば交差して繋がる場合
2つの線をまっすぐ延長したときに交点ができる場合は、通常の結合処理で繋ぐことができます。
手順
メニューの「修正」パネルなどから「ポリライン編集」コマンドを実行します。
複数の線を処理するため、コマンドラインのオプションから「一括(M)」を選択します。
交差選択などを使用して対象の線をすべて選択し、右クリックで選択を完了します。
「ポリラインに変更しますか」と聞かれたら、そのままEnter(Y)を押します。
次に「結合」を選択します。
「許容差」を聞かれるので、実際の隙間よりも少し大きい数値を入力します(例:10など)。
Enterキーを押してコマンドを終了します。 これで線が延長され、1本のポリラインとして結合されます。
ケース2:線を延長しても交差しない(繋がらない)場合
線同士が平行であったり、延長しても交わらない配置になっている場合は、上記の手順だけでは結合できません。その場合は「結合タイプ」の設定を変更する必要があります。
手順
先ほどと同様に「ポリライン編集」コマンドを実行し、「一括(M)」で線を選択、「ポリラインに変更」を承認します。
「結合」を選択したあと、オプションとして表示される「結合タイプ」をクリックします。
デフォルトでは「延長」になっているため、これを「追加」に変更します。
隙間の許容差を入力します。
Enterキーを押してコマンドを終了します。
「追加」オプションを使用すると、足りない隙間の部分に自動的に新しい線分が1本追加され、全体を1本のポリラインとしてまとめてくれます。
まとめ
線と線の位置関係によって、結合タイプの「延長」と「追加」を使い分けることがポイントです。作図の状況に合わせて適切なオプションを選び、日々のAutoCADでの作業にお役立てください。
動画
動画で解説しました。ご参照ください。