【AutoCAD】ビューポート回転文字

AutoCADで図面を作成している際、レイアウト空間でビューポートを回転させると、中に配置した文字まで一緒に回転してしまい、図面が読みづらくなってしまうことはありませんか。 今回は、ビューポートを回転させても文字の向きは水平のまま維持する便利な設定方法をご紹介します。

■ 通常のビューポート回転時の挙動 まず、レイアウト空間に切り替え、ビューポートを回転コマンドで90度回転させた場合を考えてみます [00:31]。 回転の起点をビューポートの図心(Shiftキー+右クリックメニューから図心を選択)に指定し、マウスを動かして90度回転させると、モデル空間で作成した文字も同じように90度に傾いてしまいます [01:07]。 図面枠に対してビューポートの向きだけを変えたいのに、文字まで回転してしまう状況を防ぐための解決策を解説します [01:23]。

■ 文字を回転させないための設定手順 この問題を解決するには、モデル空間の「文字スタイル」から設定を変更します。

1. モデル空間での準備 モデル空間に戻り、上部の「注釈」タブから「文字スタイル」管理ダイアログを開きます [01:34]。

2. 文字スタイルの設定変更 ダイアログの中にある「文字の方向をレイアウトに揃える」という項目にチェックを入れます [01:44]。 もしこの項目がグレーアウトしてクリックできない場合は、すぐ上にある「異尺度対応」にチェックを入れると設定可能になります。 チェックを入れたら、「適用」ボタンを押してダイアログを閉じます。

3. 文字の作成 設定を変更した後、マルチテキストコマンドなどを使用して新しく文字を入力します [01:56]。

4. レイアウト空間での確認 離れたところをクリックして確定させ、再度レイアウト空間に戻って確認します [02:10]。 ビューポート自体は90度回転した状態でも、設定を変更した文字はレイアウトに対して水平のまま、読みやすく表示されていることが確認できます。

■ まとめ この設定を行っておくことで、図面のレイアウト調整がスムーズに行えます。 「文字の方向をレイアウトに揃える」設定を活用して、きれいで読みやすい図面作成にお役立てください。 

動画

動画で解説しました。ご参照ください。