AutoCADのパラメトリック機能を使用すると、図形の形状や寸法をルールに基づいて動的に制御することが可能です。 この記事では、寸法拘束に「数式」を用いて、長方形の縦横比を指定の比率に固定する方法を解説します。
今回の目標
横と縦の比率が常に「2:1」になるように拘束を設定します。
操作手順
1. 長さ寸法拘束を配置する
リボンの「パラメトリック」タブから「長さ寸法」を選択します。 対象となる長方形の横方向と縦方向に、それぞれ寸法拘束を追加します。 配置が完了すると、横方向の寸法には「d1」、縦方向の寸法には「d2」という変数名が自動的に割り当てられます。
2. パラメーター管理で数式を設定する
リボンから「パラメーター管理」のアイコンをクリックしてパレットを開きます。 一覧に表示される縦方向の寸法(d2)の「式」の欄をダブルクリックし、編集状態にします。 ここに「d1/2」と入力してEnterキーで確定します。 これにより、「縦の長さ(d2)は、常に横の長さ(d1)の半分になる」という条件が成立します。
3. 動作を確認する
拘束が正しく設定されたかテストを行います。 横方向の寸法(d1)の数値をダブルクリックし、任意の数値に変更します。 たとえば数値を「100」から「50」に変更すると、連動して縦方向の寸法(d2)が自動的に「25」に変わります。 縦横比が保たれたまま図形が制御されていることが確認できます。
動画での解説
実際の画面操作については、以下の動画で詳しく解説しています。記事の手順と併せてご参照ください。