AutoCADのレイアウト空間で特定の詳細図などを作成する際、ビューポートの境界を調整する必要があります。
この境界の再定義には「グリップ」を動かす方法が一般的ですが、状況によっては「クリップ」機能を使う方が効率的で簡単な場面が多くあります。
この記事では、ビューポートのクリップ機能の基本的な使い方について解説します。
ビューポートの境界調整:グリップとクリップの違い
通常の操作では、ビューポートを選択し、四隅の青い四角(グリップ)を一つずつ動かして表示範囲を狭めていきます。単純な四角形であればこの方法でも問題ありませんが、任意の形状で切り抜きたい場合や、すばやく範囲を指定したい場合には少し手間がかかります。
そこで活躍するのが「クリップ」機能です。クリップを使うと、残したい範囲を直接囲むだけで、簡単にビューポートの形状を再定義できます。
クリップ機能の手順
具体的な操作手順は以下の通りです。
リボンメニューの「レイアウト」タブを開きます。
「レイアウト ビューポート」パネルの中にある「クリップ」ボタンをクリックします。
クリップの対象となるビューポートをクリックして選択します。
右クリックで選択を確定します。
残したい範囲を多角形で囲むように、画面上をクリックして境界線を指定していきます。
範囲を囲み終えたら、右クリックで操作を終了します。
これで、指定した形状にビューポートが切り抜かれます。グリップを何度も引っ張って調整するよりも、スムーズに作業を進めることが可能です。
動画での詳しい解説
文字だけでは伝わりにくい細かいマウスクリックのタイミングなどは、動画で詳しく解説しています。実際のAutoCADの操作画面を確認しながら作業を進めたい方は、以下の動画をご参照ください。